完全データ入稿のためのデータチェックマニュアル
「完全データ入稿」とは??
基本的にお客様よりご入稿いただいた完全データをそのまま印刷してお届けしております。
完全データは当社でデータに手を加える必要がない、そのまま印刷可能なデータです。
データご入稿前の最終チェックリストとしてご活用ください。
完全入稿データを制作していただくための印刷基準
塗り足しとトンボ
ご入稿頂くデータには、塗り足しと断裁・抜き位置を決定するトンボ(トリムマーク)が必要となります。
塗り足し
塗り足しはテンプレートファイルの指示通りに従って下さい。
塗り足しが無い場合、断裁や抜き加工の際に意図しない余白が出てしまうことがあります。
トンボ
トンボ(トリムマーク)は、断裁の位置や刷り位置がズレないように必要なものです。
これにより仕上がりサイズ・形状が決定されます。
そのためトンボは消さずに入稿して下さい。

フォントのアウトライン化
フォントのアウトライン化とは、文字情報を図形化することです。
フォントのアウトライン化によって、フォントがない場合に発生する「文字化け」「文字の位置がずれる」などの問題を回避できます。
環境によってフォントが未対応の場合もございますので、当社では必ずアウトライン化をお願いしております。

画像解像度とリンク画像の確認
画像の解像度は印刷物のイメージ画像をできる限り鮮明に印刷するために重要な要素です。
画像解像度
画像解像度は350dpi(dpi=dots / inch)以上を推奨しております。
解像度(dpi)とは、「Dots Per Inch」の頭文字を取ったもので、1インチ四方を何個の点の集まりとして表現するかを表しています。
この値が高いほどより写真に近い美しい表現が可能になります。
当社データチェック時にお客様よりご入稿いただいたデータの画像解像度については確認いたしておりません。
ご入稿いただいたデータの画像が粗い状態でも完全データとして印刷工程へ入らせていただきます、デザインデータ制作時には画像解像度にご注意ください。
リンク画像
データ使用画像は原則、「埋め込み画像」で配置しご入稿ください。
(リンク画像は、ファイルには画像の情報を保存しない状態のことを言います。)
カラーモードとCMYK色とRGB色の違い
印刷物は、基本CMYKカラースペースに属しますので、データ作成はCMYKカラーモードで作業を行ってください。
CMYK色とRGB色の違い
RGB、R(レッド)G(グリーン)B(ブルーバイオレット)による色光の三原色は、色を混ぜれば混ぜるほど明度が上がり、白に近づくので加法混色と言われています。
CMYK、シアン(Cyan)マゼンタ(Magenta)イエロー(Yellow)による色料の三原色は、混ぜれば混ぜるほど明度が下がり黒に近づくので減法混色と言われています。
プロセスカラー印刷では、黒の部分を引き締めるためにブラック(Black)を足してCMYK の4色で色を表現しています。
当社では、プロセスカラーのみの対応となります。
ご入稿データにRGBカラーや特色が含まれる場合はお客様へのご確認後、当社にてCMYKカラーへの変換作業を行います。
※4色フルカラーのご注文の場合のみ
CMYKカラー(色の三原色)
RGBカラー(光の三原色)
色の濃淡について(名入れ単色印刷の場合のみ該当します)
フォントのアウトライン化とは、文字情報を図形化することです。
フォントのアウトライン化によって、フォントがない場合に発生する「文字化け」「文字の位置がずれる」などの問題を回避できます。
環境によってフォントが未対応の場合もございますので、当社では必ずアウトライン化をお願いしております。

バージョンと保存形式
お客様でのご入稿の際、Illustrator又はPhotoshopでのデータ形式でご入稿をお願いします。
※その他データでのご入稿は受付けておりません。
- Illustrator 2024まで対応
- Photoshop 2024まで対応
レイアウト見本
当社では、お客様ご入稿の際、トラブルを防ぐために必ずレイアウト見本の添付をお願いしております。
レイアウト見本形式(jpeg/pdf等)仕上がり見本のデータをご一緒にご入稿ください。